GPS発信機や忘れ物防止の発見方法と対処法
「もしかして車にGPSが付けられているかもしれない」「最近誰かに行動を把握されている気がする」
そんな不安から、GPS発信機や忘れ物防止タグ(AirTagなど)の発見調査を検討する方が増えています。
近年は小型・高性能なGPS発信機や忘れ物防止タグがインターネットで流通し、なおかつ安価で誰でも簡単に入手できる時代です。一方で無断での取り付けや位置情報の取得はプライバシー侵害や違法行為に該当する可能性があります。
月に15件以上の発見調査を行っている現役の探偵がGPS発信機や忘れ物防止タグについての説明、発見調査とはどのような調査かなど具体的な調査方法や注意点について探偵の目線から解説します。
GPS発信機の主な種類
GPS発信機は人工衛星の電波を利用して位置を特定し対象の行動を追跡できる機器です。
① リアルタイム追跡型
スマートフォンやPCから現在地をリアルタイムで確認できるタイプです。
- 位置情報を常に取得可能
- 現在位置や移動履歴を逐一把握できる
- ストーカーや不正調査で使われるケースが多い
② ロガー型(記録型)
一定時間ごとに位置情報を記録し後から移動履歴を確認するタイプです。
- リアルタイムでは確認できない
- 回収後に行動履歴がわかる
- 車輌調査などで使用されることが多い
③ 通信方式による違い
GPS発信機はさらに通信方式でも分類されます。
忘れ物防止タグ(スマートタグ)の種類
忘れ物防止タグは主にBluetoothを利用してスマートフォンと連携する機器です。
GPS発信機とは異なり単体で位置を特定する機能は基本的にありません。
① Bluetoothタグ(一般的なタイプ)
- スマホとの距離で位置を把握
- 一定距離で「離れた通知」が来る
- 最後に通信した場所を記録
※鍵・財布・バッグ用
② ネットワーク連携型(AirTag系)
- 他人のスマホを経由して位置を取得
- 広範囲でも発見できる場合がある
- リアルタイム性は限定的
※都市部では発見性能が上がる
③ 形状の違い
- キーホルダー型
- カード型
- シール型
※小型のものがほとんどで用途(財布・車・カバン)などで使い分けすることが多い。
GPS発信機や忘れ物防止タグの発見調査とは?
GPS発信機や忘れ物防止タグの発見調査とは車やバイク、カバンなどに無断で取り付けられたGPS発信機や忘れ物防止タグを専門機材を用いて発見・特定する調査のことです。
特に以下のようなケースでの相談が増えています。
- 元交際相手や配偶者からの執拗な監視が疑われる場合
- 不倫や離婚問題のトラブル中である場合
- 会社経営者や役員が情報漏洩や尾行を懸念している場合
- ストーカー被害が疑われる場合
GPS発信機は小型化が進み磁石付きで車体下部に取り付けられるタイプや車内のシガーソケットに差し込むタイプなど外見では判別しにくいものも多く存在します。また、最近では忘れ物防止タグが悪用されるケースも増えています。
GPS発信機や忘れ物防止タグは違法になるのか?
GPS発信機や忘れ物防止タグの取り付けが直ちに違法とはなりません。例えば、自分名義の車に自分で設置することは原則として問題ありません。しかし、他人名義の車や他人の所有物に無断でGPS発信機や忘れ物防止タグを取り付ける行為は以下の法律などに抵触する可能性があります。
- ストーカー規制法
- 不正アクセス行為の禁止等に関する法律
- 住居侵入罪や器物損壊罪
- プライバシー侵害に基づく民事責任
特に2021年のストーカー規制法改正によりGPS機器を用いた位置情報の無断取得は明確に規制対象となりました。不安を感じた場合は自己判断で対処せず探偵などの専門家に相談することが重要です。
自分で探すことは可能か?
インターネット上には「GPS発見機」などという物も販売されています。しかし、実際には以下の理由から自己発見は容易ではありません。
- 機器が小型で視認しづらく知識が無いと判断が難しい
- 車体下部の完全な確認にはジャッキやリフト設備が必要
- 電池切れの場合にはBluetoothなどが検知できない
- GPS発信機以外の通信機器との判別が難しい
また、誤って車を傷つけたり違法に取り付けられた証拠を破壊してしまう可能性もあります。証拠保全の観点からも慎重な対応が必要です。
探偵によるGPS発見調査の方法
専門の探偵事務所では専用機材だけでなく鏡などを使用した死角を減らした目視確認を用いた調査を行います。
1. 目視・物理的確認
目視での確認が一番効果的で車体下部や内装を丁寧にチェックします。鏡を使用したりジャッキアップなどをして行います。
2. 電波探知機によるスキャン
GPS発信機や忘れ物防止タグが発する信号を検知します。ただし、この方法は完全ではありません。
3. 非線形接合検知器(NLJD)による検査
電源の有無に関係なく電子部品の存在を探知できる機材ですが車輛自体にも電子部品が多数使用されているため完全ではありません。
4. 発見後の証拠保全
発見した機器は写真撮影・記録を行った後にご依頼者様の申し出があれば撤去します。取り外した機器は指紋を付けないように扱い警察提出や法的手続きに備えます。必要に応じて警察への相談同行や弁護士紹介を行うケースもあります。
このような兆候があれば要注意
以下のような違和感がある場合はGPS発信機や忘れ物防止タグの発見調査を検討するタイミングかもしれません。
- 自分の行動や所在を詳細に把握されている
- 偶然とは思えない頻度で遭遇する
- 別れ話をした後に監視されている感覚がある
- 車に触れられた形跡がある
ストーカーやDV問題が絡むケースでは早期対応が安全確保につながります。
GPS発見調査を依頼する際のポイント
依頼前に確認したいポイントは以下の通りです。
- 調査実績があるか
- 専用機材を保有しているか
- 発見後の法的サポート体制
- 明確な料金体系
料金は調査時間や車両台数によって異なりますが目安としては数万円が一般的です。
調査事例
実際に弊社へのGPS発見調査依頼でGPS発信機や忘れ物防止タグを発見したケースです。
事例1
ご主人からの束縛がひどく常に行動を報告しないと暴言を吐かれていて、息抜きのためにご主人に黙って実家にいた所をご主人がなぜかすぐに連れ戻しにきたためGPSなどが車に付けられているかもというご依頼。
車内や車外でブルートゥースは検知しなかったため、目視等で車体下部を調査したところビニールテープで防水したGPS発信機が磁石でマフラー付近に取り付けられていた。
事例2
離婚協議中で別居中の奥さんから頻繁に連絡があり浮気を疑われているご主人からのご依頼。
まったく見に覚えのない浮気の疑いをかけられていて、なぜか車で行った場所などがほぼピンポイントに知られていて恐怖を感じたため調査を依頼を決めた。
弊社で車を確認したところ、車内で不審なブルートゥース信号を検知したため目視などで捜索した結果、助手席の下にエアタグが設置されていた。
不安を放置せず探偵に相談を
GPS発信機の無断設置は重大なプライバシー侵害であり場合によっては犯罪です。しかしながら疑念だけで行動すると誤解やトラブルを拡大させる恐れもあります。「気のせいかもしれない」と思いながら不安を抱え続けるよりも専門家による客観的な調査を受けることで安心を得られるケースは多くあります。
ガルエージェンシー横浜駅前へお気軽にご相談ください。詳しくは以下のページもご覧ください。

